江藤淳と少女フェミニズム的戦後 [Book] Douban
校正のために久しぶりに読み直してみてこの本が戦後、あるいは近代に生きる私たちは「国家」なるものをいいかげん諦念し孤立するべきだとただひたすら説く批評でもあったのかと改めて思い感慨深い。そんなことを江藤淳という人の意固地とさえ見える「孤立」を介し考えようとしていたらしい。この後ぼくは文壇からも論壇からも足を洗い、文学について書くことや考えることはやめてしまった。だが、本書で示した政治的立ち位置は今も変わらない。(「私家版あとがき」より)