Ayako Wakao — Actor (84)
The Virgin Witness (1966) [Movie] Douban TMDB
処女が見た
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处女看见了
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処女が見た
京都・洛北にある西入庵の美貌の尼僧・智英尼は親寺の永光寺の住職・秀謙老師の紹介で戸崎和恵という女子高校生を預かることになった。十七歳の和恵は、伊勢湾台風で両親を失い、京都の叔父に引取られたが、厄介者扱いされる辛い生活の中で、次第に反抗的になり、飲酒がばれて停学処分を受けたことから、口論のすえ養母の叔母に刃物をつきつけるという事件を起したため、檀家の叔父夫婦の依頼で、智英尼のもとにあずけられたのだ。しかし、今まで、気ままな生活を送ってきた和恵にとって、妙仙尼や智英尼とともに起居をともにする尼寺の厳しい戒律にたえきれず、たびたび尼寺を抜けだしては、歓楽を楽しみ、智英尼を心配させた。だがある日、和恵と机を並べて西入庵へ書道の稽古に来ていた娘が、ことさら智英尼に甘えるのを見て、嫉妬した和恵は、狂ったように尼寺をとびだし、その途中三人の痴漢に襲われ、あわや、というところを智英尼に助けられた。それ以来智英尼と和恵の間には、暖い心の交流が生れるようになった。やがて和恵の停学処分もとけた。そんな時、親寺の秀謙老師が急死しその後釜に、行俊という若い和尚が永光寺にやってきた。そしてある日、恒例の茶会を数日後に控え行俊のところへ、由緒あるお茶碗を借りに出かけた智英尼は、蔵の中で、無理矢理行俊に犯されてしまった。智英尼の心はちぢに乱れ毎夜、一心に読経を続け、身のけがれを恥じた。が、そんな一方、智英尼の奥底にねむっていた、女の性は、よびさまされ、次第に男の不思議な魔力にとりつかれていった。やがて正月がやって来た。智英尼は和恵や妙仙尼を町へ遊びにだし、行俊の来訪をまった。智美尼は重なる不倫のすえ、ついに身籠ってしまい、それを告白しようと行俊を呼んだのだ。だが、昨今の智英尼の奇妙な態度に不審を感じた和恵が、これをかい間見ていた。道ならぬ真昼の情事を和恵は見てしまったのである。和恵の夢は完全に打ちひしがれ、彼女は激しく智英尼をなじると、そのまま西入庵をとびだし、街にさまよいでた。そしてある日和恵は、新聞で智英尼が入水自殺をしたことを知った。西入庵には和恵あての長い遺書がしたためられてあった。十七歳の処女和恵の目は鋭い殺意に輝いた。そして、ある日、行俊は和恵の手で湖上深く葬られた。「庵主さまの仇や」とつぶやく和恵の瞳は異様に冷く冴えていた。
闭店时间 (1962) [Movie] Douban
閉店時間
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閉店時間
紀美子、節子、サユリの三人は、同じ高校から東京デパートへ入社した仲良しだ。紀美子は呉服売場、節子は食料品売場、サユリはエレベーターと三人とも職場は違うが、短かい休憩時間を利用してはお互の悩みを話し合うのだった。真面目だが勝気な紀美子は女性は男性と対等でなければならないと 信じている。だから新入社員の生方誠が、ことごとに女性を軽蔑したそぶりを見せるのが我慢出来ない。紀美子は何かと生方に対立するが、いつしか恋に発展して行った。一方、節子はいたって家庭的な女の子、生活の充実を漠然と求めて働いているうちに食品会社の出張社員竹井と知り合うようになった。今時珍らしいほど堅実な青年である竹井を節子はだんだん好きになった。だが、食品売場の主任はこの二人の仲を良く思わなかった。問屋の店員とデパートの売子が交際するのはいけないというのだ。何かにつけ竹井に言いがかりをつける主任をみると、節子は、憤りを感じないわけにはいかなかった。エレベーター係のサユリは恋愛を自由に楽しむ主義、閉店時間になると派手な化粧をして夜の街へとび出すのだ。そのうち彼女は宣伝部の畠と知り合った。妻子のいる彼と恋を楽しむサユリ、だが、そんな彼女でもふっと淋しくなることがあった。やがて畠は彼女に内証で姿を消した。派手好きなサユリはもうデパートにいやけがさし、とうとうバーにくらがえしてしまった。節子は主任にいじめられながらも、竹井をかばい、二人の健康な家庭を築こうと未来に夢をはせるのだった。また、紀美子と生方はけんかしながらも相手の良さを知るようになり、売場主任の仲人で結婚することになった。あわただしい閉店時間、彼女たちはそれぞれの生活へと解放されて散っていくのだ。
スタッフ
監督 井上梅次
原作 有吉佐和子
脚色 白坂依志夫
企画 藤井浩明
撮影 中川芳久
音楽 中村八大
美術 間野重雄
編集 鈴木東陽
録音 橋本国雄
スチル 椎名勇
照明 久保田行一
キャスト
松野紀美子 若尾文子
藤田節子 野添ひとみ
牧サユリ 江波杏子
生方誠 川口浩
竹井安雄 竹村洋介
畠英也 川崎敬三
森川課長 潮万太郎
鶴岡 大木実
中山 村上不二夫
稲子 渋沢詩子
久江 紺野ユカ
良子 田中三津子
元子 宇野良子
和子 花井弘子
荒木 中条静夫
富沢 石井竜一
恵子 結城千里
新津 夏木章
三谷友子 長谷川峰子
美千代 八潮悠子
「とと」のマダム 若松和子
奈美 三浦友子
小原 川畑愛光
ケイ坊 松本幹二
ボーイフレンドA 吉葉司郎
ボーイフレンドB 山中雄司
加藤 日高加月枝
警備員 星ひかる
中年の客 早川雄三
和服の女 新宮信子
食堂のおばさん 岡崎夏子
ライブラリーの青年 花野富夫
ライブラリーの少女 藤野千佳子
主婦A 響令子
主婦B 真杉美智子
主婦C 志保京助
主婦D 花村泰子
主婦E 明石百合子
メガネの婦人客 目黒幸子
婦人客 三島愛子
エレベーターの若者 土方孝哉
若者A 横山明
若者B 丸井太郎
お上りさん老夫婦 伊達正
お上りさん老夫婦 橘喜久子
女店員A 白井玲子
女店員B 一条淳子
婦人客A 楠よし子
婦人客B 藍三千子
婦人客C 竹里光子
婦人客D 有島圭子
客A 赤沢未知子
客B 本田有樹子
客C 佐藤八郎
客D 松村若代
薬剤師 谷謙一
書籍売場の子 萱みゆき
キッチンのコック 小山内淳
恋愛・結婚・別離……。すべての女の問題が閉店時間から始まる!
仲良し三人BGを中心に、働く女性に共通の問題を描く青春文芸大作!
紀美子、節子、サユリの三人は、同じ高校から東京の丸高デパートへ入社した仲良しだ。
紀美子は呉服売場、節子は食料品売場、サユリはエレベーター係と、三人とも職場は違うが、短かい休憩時間を利用してはお互の悩みを話し合うのだった。
真面目だが勝気な紀美子は女性は男性と対等でなければならないと信じている。
だから新入社員の生方誠が、ことごとに女性を軽蔑したそぶりを見せるのが我慢出来ない。
紀美子は何かと生方に対立するが、いつしか恋に発展して行った。
いたって家庭的な節子は、生活の充実を漠然と求めて働いているうちに食品会社の出張社員・竹井と知り合う。
今時珍らしいほど堅実な青年である竹井を節子はだんだん好きになっていく。
サユリは恋愛を自由に楽しむ主義で、閉店時間になると派手な化粧をして夜の街へとび出す。
そのうち彼女は妻子のある宣伝部の畠と知り合う。三者三様の恋愛が進んでいく。
監督:井上梅次 原作:有吉佐和子 脚本:白坂依志夫
出演:若尾文子 野添ひとみ 江波杏子 川口 浩
スタッフ
監督 井上梅次
原作 有吉佐和子
脚色 白坂依志夫
企画 藤井浩明
撮影 中川芳久
音楽 中村八大
美術 間野重雄
編集 鈴木東陽
録音 橋本国雄
スチル 椎名勇
照明 久保田行一
キャスト
松野紀美子 若尾文子
藤田節子 野添ひとみ
牧サユリ 江波杏子
生方誠 川口浩
竹井安雄 竹村洋介
畠英也 川崎敬三
森川課長 潮万太郎
鶴岡 大木実
中山 村上不二夫
稲子 渋沢詩子
久江 紺野ユカ
良子 田中三津子
元子 宇野良子
和子 花井弘子
荒木 中条静夫
富沢 石井竜一
恵子 結城千里
新津 夏木章
三谷友子 長谷川峰子
美千代 八潮悠子
「とと」のマダム 若松和子
奈美 三浦友子
小原 川畑愛光
ケイ坊 松本幹二
ボーイフレンドA 吉葉司郎
ボーイフレンドB 山中雄司
加藤 日高加月枝
警備員 星ひかる
中年の客 早川雄三
和服の女 新宮信子
食堂のおばさん 岡崎夏子
ライブラリーの青年 花野富夫
ライブラリーの少女 藤野千佳子
主婦A 響令子
主婦B 真杉美智子
主婦C 志保京助
主婦D 花村泰子
主婦E 明石百合子
メガネの婦人客 目黒幸子
婦人客 三島愛子
エレベーターの若者 土方孝哉
若者A 横山明
若者B 丸井太郎
お上りさん老夫婦 伊達正
お上りさん老夫婦 橘喜久子
女店員A 白井玲子
女店員B 一条淳子
婦人客A 楠よし子
婦人客B 藍三千子
婦人客C 竹里光子
婦人客D 有島圭子
客A 赤沢未知子
客B 本田有樹子
客C 佐藤八郎
客D 松村若代
薬剤師 谷謙一
書籍売場の子 萱みゆき
キッチンのコック 小山内淳
恋愛・結婚・別離……。すべての女の問題が閉店時間から始まる!
仲良し三人BGを中心に、働く女性に共通の問題を描く青春文芸大作!
紀美子、節子、サユリの三人は、同じ高校から東京の丸高デパートへ入社した仲良しだ。
紀美子は呉服売場、節子は食料品売場、サユリはエレベーター係と、三人とも職場は違うが、短かい休憩時間を利用してはお互の悩みを話し合うのだった。
真面目だが勝気な紀美子は女性は男性と対等でなければならないと信じている。
だから新入社員の生方誠が、ことごとに女性を軽蔑したそぶりを見せるのが我慢出来ない。
紀美子は何かと生方に対立するが、いつしか恋に発展して行った。
いたって家庭的な節子は、生活の充実を漠然と求めて働いているうちに食品会社の出張社員・竹井と知り合う。
今時珍らしいほど堅実な青年である竹井を節子はだんだん好きになっていく。
サユリは恋愛を自由に楽しむ主義で、閉店時間になると派手な化粧をして夜の街へとび出す。
そのうち彼女は妻子のある宣伝部の畠と知り合う。三者三様の恋愛が進んでいく。
監督:井上梅次 原作:有吉佐和子 脚本:白坂依志夫
出演:若尾文子 野添ひとみ 江波杏子 川口 浩
A Lustful Man (1961) [Movie] Douban TMDB
好色一代男
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好色一代男
/
西鹤一代男
…
Fascinated with women from an early age, Yonosuke had his first sexual encounter at the age of seven. From that day on, he recklessly and forwardly pursues women, feeding his fascination and experience. As Yonosuke's salacious behavior brings much cause for shame to the family, his father eventually breaks relations with him. Expelled from the family, 19-year-old Yonosuke embarks on a pilgrimage of lust, traveling far and wide to acquaint himself with women of all walks.
居酒屋Moheji 4 (2015) [Movie] Douban
居酒屋もへじ4-恋という字-
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居酒屋もへじ4-恋という字-
今までは看板もなく常連客ばかりで「一見客はお断り」という居酒屋「もへじ」が、暖簾とチョウチンを掲げて「どなた様もいらっしゃい!」と経営方針を転換。そんな店に和服の美女・市川ゆかり(高島礼子)がやってきた。以前来店した木原しの(若尾文子)が「心のこもった店」だからと連れてきたのだった。普段は冷静な店主の平次(水谷豊)がゆかりを見た途端、落ち着きを失った。平次の様子がおかしいことに気づいた仲間たちは……。
今回は、水谷とは初共演の高島礼子をゲストに迎える。出演はほかに、着付け教室の先生に若尾文子、店に居候する老人に桂文珍、平次に恋心を抱く薬剤師に岸本加世子、常連客に角野卓造、井上順、六平直政、喫茶店店主の奈良岡朋子ら名優陣が顔を揃え、涙あり笑いありの珠玉のドラマをお送りします。
今回は、水谷とは初共演の高島礼子をゲストに迎える。出演はほかに、着付け教室の先生に若尾文子、店に居候する老人に桂文珍、平次に恋心を抱く薬剤師に岸本加世子、常連客に角野卓造、井上順、六平直政、喫茶店店主の奈良岡朋子ら名優陣が顔を揃え、涙あり笑いありの珠玉のドラマをお送りします。
大小姐 (1961) [Movie] Douban
お嬢さん
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お嬢さん
/
Ojôsan
大海電気株式会社取締役兼業務部長の藤沢一太郎の娘・かすみは恵まれた堅実な一家で育った20歳のお嬢さんであった。成城学園の一劃に住む一家の父・一太郎は庭いじりが趣味で、2号や愛人もなく、母・かよりも良妻賢母の円満な家庭であった。7歳上の兄・正道も新婚で、美人妻・秋子とアパートで幸せに暮していた。かすみの女子大の友人・知恵子の家は両親が別居し、父親は2号と住んでいた。かすみは一波乱あった知恵子を羨ましく思ったりもした。知恵子は恋愛や結婚にロマンチックな夢を持っていたりしたが、かすみは結婚には重要性を持っていなかったので、これと思う人がいたら、いつでも結婚するつもりだった。しかし、大人びた口調で恋愛もいらないと割り切るドライな反面、かすみは知らない男に言い寄られただけでも怖くてドキドキする根っからのお嬢さんでもあった。
かすみの家には毎週のように日曜日になると、父の会社の部下の青年社員・牧、沢井、尾崎らがやって来ていた。父・一太郎がそれとなく、かすみの花婿候補によさそうな者を招いているのだった。ある日、かすみは知恵子と暇つぶしに散策していた東京駅の横須賀線のホームで、その社員の1人・沢井景一が芸者らしき女と神妙な顔で歩いているのを見かけた。藤沢家を訪問する時は、いつもは明るい好青年の沢井の違う面を見た気がしたかすみは、彼に興味を持ちはじめた。沢井は知恵子の又従兄でもあった。
父・一太郎がアメリカ流儀を真似て、頼んでもいないのに娘のために自宅でダンス・パーティーを開いた。かすみは沢井と踊ってる時に、東京駅で目撃したことを耳打ちした。沢井は一太郎に内緒にしてくれるなら、詳しいことを話すという条件で次の日、外で会う約束をした。それがきっかけで2人は頻繁に会うようになった。沢井は銀座の洋品店の店員・浅子と別れたいが、彼女から結婚できなければと死ぬと脅され別れられなくて困っていた。2人はそんなことを有栖川恩賜公園で話しているうちに接吻を交わした。いつの間にか沢井に恋していたかすみは、「結婚しちゃえばいいのよ、あなたが別の人と。たとえば私と」と言ってしまった。かすみが好きだった沢井は大喜びした。そして、かすみが気に病んでいた父・一太郎の沢井に対する身辺調査書も、浅子のことも芸妓の紅子のことも調査されておらず、2人はすんなりと両親に結婚を認められた。知恵子と付き合い始めた牧周太郎の身辺調査書には、2年前から酒場の女と同棲していることが書かれてあった。
結婚後、かすみが新婚の大森のアパートで夕食の支度をしていると、女の訪問者があった。かすみは、彼女が銀座の洋品店・エル・ドラドオの浅子だと直感でわかった。かすみは平静を装い、帰宅した夫・景一と浅子の話を台所で見守った。浅子は玄関に行き、すんなりと帰るそぶりを見せたが、急にベランダに走り出し飛び降りようとした。何とかそれを阻止したが、浅子はおそろしい泣き声でうずくまり、くちゃくちゃになって帰って行った。その後も不安なかすみは、知恵子にそのことを相談したが、牧との進展した自分の恋愛話の方に夢中な知恵子であった。無神経な知恵子に対して、やや怒りを感じたかすみは今まで黙っていた牧の身辺調査の結果をいまさら、お為ごかしに話してしまった。怒った知恵子は、景一が浮気をしているかのような想像や、かすみに嫉妬の種を植え付けるような悪意のある言葉を放った。
それ以来、かすみの頭の中には景一への疑心暗鬼でいっぱいになった。兄嫁・秋子と景一が親しく話しているのを見ただけで、様々な想像をめぐらし泣いた。かすみの異変に勘づいた秋子から忠告をうけた景一が、かすみの誤解を解こうとしても、まだ不安で半信半疑だった。かすみは家出をしようとタクシーで東京駅に向かった。車の中で気が変ったかすみは、男物の汚れたスポーツ・シャツをわざと洋服ダンスの中に忍ばせ、景一の嫉妬を誘おうという作戦に思いつき、銀座で降りた。新年早々なので、まだ開いていない店ばかりであった。かすみは手ごろな店を探しているうちに、エル・ドラドオに来てしまった。浅子は違う人のように朗らかに元気になっていた。かすみが景一のサイズや好みと違うシャツを買って出て行こうとした時、浅子からお茶に誘われた。
かすみは浅子から、アパートでの醜態の心理状態の真摯な話や、吹っ切れて新たな恋人ができ、近々結婚する話を聞いているうちに彼女と打ち解け、自分の今の悩みを彼女に打ち明けた。浅子は、「あなたはお嬢さんだわ。本当に困ったお嬢さん」、「どうしてあなたは叫ばないの?泣かないの?」と言った。そして、なぜ景一に体当たりして嫉妬をぶつけないのか、もっとしゃにむに旦那様を愛しなさい、あなたはちゃんと旦那様をお尻に敷く相が出ていてよ、とかすみを勇気づけるアドバイスをした。かつて結婚前には、気違いじみた未練がましい女だと軽蔑の対象でしかなかった彼女が、今やかすみには立派な彫像のように見え、自分がヤワな張子細工のように感じた。投身自殺をしようとしたときの迫力を浅子は今の陽気な底にも見事に折り畳み、死に向かっても、生に向かっても彼女を力強く羽ばたかせる力の翼を持っていた。かすみはそういう翼を今こそ持たなければと思った。
その後、一太郎夫婦は娘・かすみから嬉しい妊娠報告の電話を受け、カレンダーをめくって出産予定日の9月末の七曜いっぱいに印をつけた。
かすみの家には毎週のように日曜日になると、父の会社の部下の青年社員・牧、沢井、尾崎らがやって来ていた。父・一太郎がそれとなく、かすみの花婿候補によさそうな者を招いているのだった。ある日、かすみは知恵子と暇つぶしに散策していた東京駅の横須賀線のホームで、その社員の1人・沢井景一が芸者らしき女と神妙な顔で歩いているのを見かけた。藤沢家を訪問する時は、いつもは明るい好青年の沢井の違う面を見た気がしたかすみは、彼に興味を持ちはじめた。沢井は知恵子の又従兄でもあった。
父・一太郎がアメリカ流儀を真似て、頼んでもいないのに娘のために自宅でダンス・パーティーを開いた。かすみは沢井と踊ってる時に、東京駅で目撃したことを耳打ちした。沢井は一太郎に内緒にしてくれるなら、詳しいことを話すという条件で次の日、外で会う約束をした。それがきっかけで2人は頻繁に会うようになった。沢井は銀座の洋品店の店員・浅子と別れたいが、彼女から結婚できなければと死ぬと脅され別れられなくて困っていた。2人はそんなことを有栖川恩賜公園で話しているうちに接吻を交わした。いつの間にか沢井に恋していたかすみは、「結婚しちゃえばいいのよ、あなたが別の人と。たとえば私と」と言ってしまった。かすみが好きだった沢井は大喜びした。そして、かすみが気に病んでいた父・一太郎の沢井に対する身辺調査書も、浅子のことも芸妓の紅子のことも調査されておらず、2人はすんなりと両親に結婚を認められた。知恵子と付き合い始めた牧周太郎の身辺調査書には、2年前から酒場の女と同棲していることが書かれてあった。
結婚後、かすみが新婚の大森のアパートで夕食の支度をしていると、女の訪問者があった。かすみは、彼女が銀座の洋品店・エル・ドラドオの浅子だと直感でわかった。かすみは平静を装い、帰宅した夫・景一と浅子の話を台所で見守った。浅子は玄関に行き、すんなりと帰るそぶりを見せたが、急にベランダに走り出し飛び降りようとした。何とかそれを阻止したが、浅子はおそろしい泣き声でうずくまり、くちゃくちゃになって帰って行った。その後も不安なかすみは、知恵子にそのことを相談したが、牧との進展した自分の恋愛話の方に夢中な知恵子であった。無神経な知恵子に対して、やや怒りを感じたかすみは今まで黙っていた牧の身辺調査の結果をいまさら、お為ごかしに話してしまった。怒った知恵子は、景一が浮気をしているかのような想像や、かすみに嫉妬の種を植え付けるような悪意のある言葉を放った。
それ以来、かすみの頭の中には景一への疑心暗鬼でいっぱいになった。兄嫁・秋子と景一が親しく話しているのを見ただけで、様々な想像をめぐらし泣いた。かすみの異変に勘づいた秋子から忠告をうけた景一が、かすみの誤解を解こうとしても、まだ不安で半信半疑だった。かすみは家出をしようとタクシーで東京駅に向かった。車の中で気が変ったかすみは、男物の汚れたスポーツ・シャツをわざと洋服ダンスの中に忍ばせ、景一の嫉妬を誘おうという作戦に思いつき、銀座で降りた。新年早々なので、まだ開いていない店ばかりであった。かすみは手ごろな店を探しているうちに、エル・ドラドオに来てしまった。浅子は違う人のように朗らかに元気になっていた。かすみが景一のサイズや好みと違うシャツを買って出て行こうとした時、浅子からお茶に誘われた。
かすみは浅子から、アパートでの醜態の心理状態の真摯な話や、吹っ切れて新たな恋人ができ、近々結婚する話を聞いているうちに彼女と打ち解け、自分の今の悩みを彼女に打ち明けた。浅子は、「あなたはお嬢さんだわ。本当に困ったお嬢さん」、「どうしてあなたは叫ばないの?泣かないの?」と言った。そして、なぜ景一に体当たりして嫉妬をぶつけないのか、もっとしゃにむに旦那様を愛しなさい、あなたはちゃんと旦那様をお尻に敷く相が出ていてよ、とかすみを勇気づけるアドバイスをした。かつて結婚前には、気違いじみた未練がましい女だと軽蔑の対象でしかなかった彼女が、今やかすみには立派な彫像のように見え、自分がヤワな張子細工のように感じた。投身自殺をしようとしたときの迫力を浅子は今の陽気な底にも見事に折り畳み、死に向かっても、生に向かっても彼女を力強く羽ばたかせる力の翼を持っていた。かすみはそういう翼を今こそ持たなければと思った。
その後、一太郎夫婦は娘・かすみから嬉しい妊娠報告の電話を受け、カレンダーをめくって出産予定日の9月末の七曜いっぱいに印をつけた。
The Husband Witnessed (1964) [Movie] Douban
「女の小箱」より 夫が見たThe Wife Of Seishu Hanaoka (1967) [Movie] Douban
華岡青洲の妻
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华岗青洲之妻
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華岡青洲の妻
…
自从孩提之时,加惠(若尾文子 饰)便为医者华冈家女主人於継(高峰秀子 饰)的美貌所倾倒。因此当她长为婷婷玉立的少女后,宁愿舍弃优渥的生活,而下嫁到终日处理病患的华冈家。在前三年的岁月里,未曾谋面的丈夫云平(市川雷蔵 饰)四处修行,加惠与婆婆相敬如宾,幸福充实。时间转瞬即逝,云平结束修业,专心在家研究手术用麻醉药的制配,他屡挫屡战,从不放弃,家人在背后给了莫大的支持。而加惠却发现,婆婆似乎有意在丈夫面前刁难自己,她的心中充满矛盾……
本片根据有吉佐和子的同名小说改编,并荣获1968年电影旬报最佳男主角奖(市川雷藏)。此外,该小说自1960年起先后数次被搬上银幕。
本片根据有吉佐和子的同名小说改编,并荣获1968年电影旬报最佳男主角奖(市川雷藏)。此外,该小说自1960年起先后数次被搬上银幕。
某个女人 (1954) [Movie] Douban
或る女
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或る女
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Aru onna
明治三十年代のはじめ、早月葉子は母親佐の反対を押しきって当時文名のあがった新聞記者木部孤きょうと結婚した。葉子にとって、これは幸福を求めてのやむをえぬ母への反逆だったが、結婚後の木部の女々しい生活態度は彼女を失望させた。すでに妊娠していた葉子だったが、彼女は孤きょうに離婚を宣言し、鎌倉の住居を去って日本橋釘店の実家へ一応帰った。思いきった葉子の行動に母親佐は興奮のあまり卒倒し、そのまま床につく身となった。病中、親佐と葉子は漸く真に理解しあうようになったがそれも束の間、親佐は帰らぬ人となった。親戚一同は、母の遺言と称して葉子をアメリカにいる木村と結婚させることにきめた。里子に出している定子や妹愛子と別れ、葉子は絵島丸に乗船してアメリカに向った。航海中、葉子は絵島丸の事務長倉地三吉の男性的な魅力にはげしく惹かれ、アメリカに着いたとき、病気と偽って、迎えにきた木村ともちょっと会ったきりで上陸せずに日本に戻り、倉地と同棲生活を営んだ。この出来ごとはスキャンダルとして新聞に報道され、倉地は会社から馘首されて、金を得るために秘密の仕事をしていた。妹愛子を引取って生活するようになったころ、葉子は次第に健康を害し、同時にヒステリー症がつよくなってことごとに倉地や愛子にあたった。一方倉地は機密海図を外国人に売っていたのを当局に探知され、姿をくらましてしまった。葉子の病状はいよいよ悪化して入院することになり、手術のかいもなく、幸福を求めて苦しみつづけた一人の女葉子は、ついに苦悩のうちに死んで行った。
Hanran (1959) [Movie] Douban
氾濫
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泛滥
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氾濫
…
真田佐平は接着剤サンダイトを発明し、一躍、平技師から三立化学の重役になった。会社の株を贈られ、立派な家も買った。種村という若い学徒の研究論文を読まされたが、学界の雑誌に載せてもいいものだった。英訳をすすめておいた。--真田の妻文子は急に生活が変ると派手ずきになった。娘のたか子と同じに浮かれたように毎日を過す。突然、真田に西山幸子から連絡があった。戦争中、彼女は勤労動員つきの教師としてこの工場へ来、空襲の夜、彼と結ばれた。今、彼女は子供を連れてい、あなたの子だといった。二人はまた元のようになった。旅館でたびたび会った。--種村は真田にもっと近づこうとした。大学の研究室の材料をごまかしたりする貧しい生活から抜け出すのだ。彼は従妹の京子と性的関係を持っていたが、彼女は真田たか子と同級生だった。真田家のダンス・パーティに、京子と同行し、たか子と踊った。彼はダンスがうまかった。たか子は彼の論文の英訳を引き受けた。一週間後、二人は会い、映画を見に行った。暗闇で種村の手が動いた。寿司屋の小座敷で、彼は彼女を押し倒した。--サンダイトの売行きがのびなくなった。会社は真田の新しい防錆剤に期待した。彼の研究は失敗を続け、会社はドイツの商社との技術提携にふみきった。真田の友人・久我教授は学界のボスだが、真田に博士と教授の資格を売りにきた。情事の金に困ったのだ。--文子は娘のピアノ教師・板崎とホテルへ行った。高級な恋愛をしている気になった。が、彼は単なる色事師でしかなかった。--京子が真田にたか子と種村のことを話した。真田は種村を呼び、娘と彼を結婚させ、京子には手切金を出すことにした。種村の論文のアイデアは会社がドイツから買った特許の不備な点を補えるかも知れぬと励ました。真田から断わられた久我が種村を手なづけ彼のアイデアを三立化学に売りつけた。自分の名を貸し名義料をとった。--真田は重役をやめ、平技師に戻った。妻の情事を知らされ、責めると、妻は彼の情事のことを言いたてた。たか子も種村から捨てられた。真田は家を出、幸子のもとへ行った。彼女は結婚申込みを受けつけなかった。金のない彼には用がない。子供も亡夫の連れ子だった。--真田はまた家へ戻った。平技師としての地道な研究生活が待っていた。妻も娘も、また昔のつつましさに戻った。三立化学のホープとなった種村は社長の娘と結婚するらしかった。
When the Cookie Crumbles (1967) [Movie] Douban
砂糖菓子が壊れるとき
other title:
砂糖菓子坏了的时候
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砂糖菓子が壊れるとき
…
とりあえず曽野綾子の原作を、橋田寿賀子が脚本化して、社会派の今井正が監督した女性映画。
千坂京子(若尾文子)は売れない女優。ヌードモデルなどをして、その日その日をどうにか過ごしています。しかし、プロダクションの社長(志村喬)と知り合い、その愛人となってからは女優として順風満帆です。しかし、社長が死に、大学教授(船越英二)、プロ野球選手(藤巻潤)、作家(田村高広)などと男性遍歴を続けていく彼女の本当の望みは、幸せな結婚と穏やかな暮らしだけだったのです。そして、ある日、睡眠薬を飲みすぎた彼女の死体が発見されますが……
千坂京子(若尾文子)は売れない女優。ヌードモデルなどをして、その日その日をどうにか過ごしています。しかし、プロダクションの社長(志村喬)と知り合い、その愛人となってからは女優として順風満帆です。しかし、社長が死に、大学教授(船越英二)、プロ野球選手(藤巻潤)、作家(田村高広)などと男性遍歴を続けていく彼女の本当の望みは、幸せな結婚と穏やかな暮らしだけだったのです。そして、ある日、睡眠薬を飲みすぎた彼女の死体が発見されますが……