Toshitaka Itō — Actor (9)
太陽の子 てだのふあ (1980) [Movie] Douban
director: 浦山桐郎 actor: 浜村淳 / 石桥正次
時は1975年。神戸市に住む大嶺芙由子は小学6年生の少女で、周囲からは「ふうちゃん」と呼ばれている。父は半年前から突然精神状態が不安定になり、心身症と診断されていた。芙由子の母は、「てだのふぁ・おきなわ亭」という大衆料理店を営み、店には沖縄出身の人々が常連として集う。その一人が、やはり沖縄出身で母に捨てられたキヨシ少年を店に連れてくる。だが、キヨシはそんな善意を無にするように、相手の金を盗んで姿を消してしまう。芙由子が沖縄の風習にある風車を常連たちに配ったとき、沖縄戦の集団自決で片手を失ったロクさんは外で風車を握ってすすり泣いた。芙由子は父が「ふうちゃんが殺されるやろが」と発作の時につぶやいたことを思い出す。父の主治医から「沖縄ではいろいろなことがあったらしいから、それが原因ではないか」と聞いた芙由子は、沖縄について調べ始める。だが、父は周囲の気遣いもむなしく、自ら命を絶ってしまう。
Hadakakko (1961) [Movie] Douban
はだかっ子
director: 田坂具隆 actor: 有马稻子 / 木暮实千代
other title: 跑吧,孩子 / はだかっ子
三浦元太は小学校六年生。父がインドネシヤで戦死したため、チンドン屋の三味線弾きやニコヨンをやっている母およしと二人で、十三軒長屋の屋根裏に住んでいる。貧しい生活にもめげず元太は明るく元気一杯だ。元太達は秋子先生の案内でユネスコ村へ写生に行った。元太は母にみせようと、父の戦死したインドネシヤの家を一心に描く優しい少年でもあった。級友久雄の犬が犬殺しに捕えられそうなのを見て、勇敢に犬殺しに向かっていったり、仲の良いひとみが腕白坊主にいじめられているのを助けたり、少年らしい正義感の持主でもあった。同じ家に住む江戸っ子肌の大工、尾沢おじさんとおばさん夫婦はそんな元太が可愛くてならず、何かとこの親子の世話をやいていた。秋子先生もこんな元太が大好きである。無理なニコヨン労働が続いておよしが病気になってしまった。そんな頃、親子討論会が開かれた。生徒からPTAへ、PTAから生徒へそれぞれの意見を述べる会であるが、元太は委員に選ばれてしまった。元太は腕っ節には自信があるがこういう席場での発言は大の苦手である。だが討論会は元太の勇気ある発言で俄然白熱化した。競輪ボス沖山後援会長が選挙にからんで長屋に住むお君さんをいじめたことを元太が暴露したからである。個人攻撃と怒った沖山は校長先生、秋子先生に喰ってかかった。秋子先生は今日の発言が全て子供達自身で考えた正しい意見であると主張した。だが、沖山には元太の発言には誰か黒幕があると思い、長屋におよしを訪ね彼女をせめた。およしはかつて沖山の世話になるという暗い過去があった。それから数日後修学旅行の日が来た。母が病床にあるため元太は旅行をあきらめ積立金を生活費に廻した。ひとみも旅行には行けなかった。二人は遊園地で一日を遊び廻り、二人だけの修学旅行と喜んだ。いつか夏が過ぎ、秋がやって来た。元太は八百米リレーの選手として、アンカーを受待った。リレーは元太の力走によって優勝した。その喜びを母に知らせようと一目散に我が家へ帰った元太は、母親およしの危篤状態を知った。「がんばれ母ちゃん、目をあけておくれよ母ちゃん」と元太の母を呼び戻す必死の叫びも空しく、母はおじさん、秋子先生に見守られて息をひきとった。元太はその通夜の晩失踪した。秋子先生は、元太の父がインドネシヤで戦死したことを思い、ユネスコ村のインドネシヤハウスに向かった。元太はこの家で思い切り泣いていた。元太は尾沢おじさん夫婦と暮すことになった。すっかり秋めいた並木道を、元太は元気一杯校門めがけて走っていくのだった。
tokkan (1975) [Movie] Douban
吶喊
director: 冈本喜八 actor: 伊藤敏孝 / 伊佐山博子
other title: 呐喊 / 吶喊
1968年の「肉弾」で自らの戦争体験の意味を問い直した岡本喜八監督が、100年前に時代をさかのぼって戊辰戦争を材にとり、同じ境遇に生きる若者の青春を描いた作品。師・マキノ雅広を思わせる軽妙なタッチながら、死と背中合わせの若者の心情を刻む。